自作PCなんて作ったことない初心者だけど、自作PCを作ってみたいと思いませんか?
今までPCのメモリの増設すらしたことのなかった自作PC初心者のぎーすえが一念発起して自作PCを作り上げました!
この記事では初心者が低予算で自作PCを作る際にどのようにパーツ選びをしたかをご紹介します。
この記事を読むことでどんなパーツを買えば自作PCができるのか、どんな選び方をすればいいのかが分かるようになります。

自作PCはパソコンの知識がないとパーツが多くてなかなか手が出しづらいですよね。
それでも「自作PCをしたい!」という方のためにできる限り詳しい話を省いた、パーツ選びの方法をお伝えしたいと思います!
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自作PCを作るか迷っている初心者の方へ
初心者でも自作PCをおすすめできる人
先に結論から言っておきますと
失敗しても「運が悪かった」や「自分の作業が良くなかった」と考えて切り替えられる人
であればおすすめできます。
逆に何でこのパーツは動かないんだと全てパーツのせいにしたり、動かないのはメーカーが悪いと思ってしまう人にはおそらくストレスばっかりなるのでおすすめはできません。
素直に既製品を買うことをおすすめします。
自作PCを万人におすすめできない理由
一度は自作PCを作ってみようか考えたことのある人は多いのではないでしょうか。
ぎーすえも自作PCを一回作ってみたいなと思っていた一人でした。
そんなぎーすえが初心者として自作PCを組み立てた経験から言わせてもらうと、自作PCは万人におすすめできるものではないということです。
自作PCのいいところは
もちろんこれらの点はいいところなのですが、大前提として自分が欲しいスペックはどのくらいのものなのか知ることがすごく大事だと思います。
正直ブラウジングやOfficeなどのソフトを使う程度では高性能なマシンは必要ありません。
ブラウジングを快適にできる程度のスペックでよければ、メーカーから出されている既製品の方が大抵安く買えます。
パーツ選びからパーツの相性を考え購入し、そして組み立てる。
初心者からするとやはりここはとても壁が高いように思います。
以前に比べて最近のパーツはそれぞれ性能が高く相性が合わないということもあまりなくなってきてはいます。
それでも間違って組み立てたことでパーツが駄目になってしまったり、動かないパーツが出てくるといった問題はあります。
ただでさえ分からないことが多いのにそういった不具合が発生するとパニックになってしまいます。
初心者は自作PCに安易に手を出すべきものではないと思います。
それでも初心者に自作PCをおすすめする理由
ぎーすえ個人としては自作PCはおすすめしたいです。
どのような人にお勧めできるかと言うと
高性能なマシンは既製品ではかなり高いです。
ゲームでミリ単位のずれで影響出るとか動画編集など高負荷な作業をしたい人には、マシン性能に対するコスパがいい自作PCを作るべきだと思います。
そしてもう1パターン
にはとてもおすすめしたいです。
ぎーすえもこのパターンでしたね。
実際にパソコンを組み立てることによってパソコンの中のパーツがどのようになっているか、どういったところでスペックを上げていくのか、そういったパソコンに対する知識が身につきました。
これは普段のPC作業に直接役に立つわけではないのですが、単純にパソコンというものに興味がある人にはカタログスペックだけではなく実際のパーツを見ながら組み立てすると感じ方もまた変わってきますよ。
単純に自分で作ったPCというのは既製品よりも愛着がわくというのもあります。
特にプラモデルなど好きな人であれば自由にカスタマイズできるところがとてもハマると思います。
好きなカラーのケースにしたりや光らせたりとインテリアの1つとしても使えること間違いなし!(理解されない人からするとなんて無駄に大きいPCなのと言われそうですが笑)
ということで、値段や性能あたりのコスパだけを気にするのではなく、パソコン自体を楽しみたいという方はぜひ初心者でも自作PCを作ってみましょう!
自作PC初心者が低予算で選んだパーツ一覧とスペック
ぎーすえの自作PCパーツ一覧
まずはぎーすえが選んだパーツ一覧をご覧ください。
パーツ | 商品名 |
---|---|
CPU | AMD Ryzen3 3200G |
マザーボード | msi B450 GAMING PLUS MAX |
メモリ | crucial DDR4 2666Hz 8GB×2 |
SSD | SAMSUNG 860 EVO 500GB |
ケース | Cooler Master MasterBox MB600L Red |
電源 | Thermaltake TOUGHPOWER GX1 RGB500W |
CPU
Ryzen3 3200GはGPUもセットになっているコスパのいいCPUです。
ブラウジングも全く問題はありません。
デメリットと言えば性能がかなりいいわけではなく、値段がとても安いというわけではないどっちつかずなところでしょうか。
マザーボード
マザーボードの性能についてはあまり詳しくないので、CPUに対応している、自分の欲しいスロットが足りている、見た目で選びました。
メモリ
メモリは8GBでもいいのですが、せっかく拡張できるので8GBのデュアル構成で16GBにしました。
SSD
SSDはだいぶ安くなりましたね。
500GBで1万以下で買えるのでとてもいいと思います。
クラウドに保存する容量も大きくなってきているのでこの程度あれば十分ではないでしょうか。
ケース
ケースは大きささえ間違いなければ完全に見た目だけで選ぶことのできるパーツですね。
USBの位置だったり若干利便性に関わる部分もあるので気になる方はしっかり見ておいた方がいいです。
電源
電源は搭載している他のパーツの電力使用量を計算して足りそうなものを選びました。これは光るタイプです。
自作PCの性能面の感想
CPUに安価だけど性能がだいぶ上がっているRyzen3 3200Gを選んでます。
GPUもついているのでコスパは抜群ですよ。
メモリは8GB2枚の16GBでSSD500GBとまずまずの性能で、ブラウジングぐらいならオーバースペック気味の構成です。
ちなみに同じ性能のPCを既製品で見てみると
7万に近いですがこの感じぐらいが性能的には割と近いですかね。
ぎーすえもパーツだけで6万ちょっとかかってます。
性能と値段で見ると大差はないのでやはり手間がかからない既製品強いなーと思うばかりです。
しかし見た目やピンポイントでSSDの容量は大きくしたいなどのスペック希望を叶えることができたり、要らないところはもっと安いパーツでいいやと調整できるのが自作PCの強みです。
自作PC初心者がどのように低予算でパーツを選んだか実例で解説
自作PC初心者がパーツを選ぶための5ステップ
自作PC初心者がパーツを選ぶための行動は次の5つです。
- 性能を決める
- 予算を決める
- 性能面のパーツを決める
- その他のパーツを決める
- 実際に買いに行く(注文する)
順番に詳しく解説していきます!
自作PC初心者のパーツ選び①:性能を決める
まずはどの程度の性能の自作PCにしたいかを決めましょう。
CPU、メモリについて
参考程度に目的と必要なスペックを簡単に表にまとめました。
目的 | CPU | メモリ |
---|---|---|
ブラウジングやメール動画を軽く楽しめるぐらいの最低限でいい | Pentium Ryzen 3 | 2~4GB |
インターネット、Officeで書類作成、音楽やムービーの鑑賞をサクサクしたい | Core i3 Ryzen 5 | 4GB |
イラストソフトでお絵かきしたい、オンラインゲームをガッツリやりたい | Core i5~i7 Ryzen 7 | 8~16GB |
本格的に動画やCGの編集をしたい | Core i7 Ryzen 9 | 16~32GB |
CPUはパソコンの”脳みそ”にあたる部分です。
CPUの性能は自作PC全体に影響を与えてしまうので、迷ったときは性能の高い方を選んでおいた方があとあと後悔しません。
メモリは自作PCの処理速度に一番影響する部分です。
こちらも迷うぐらいなら大きい容量の方がいいです。
サクサク動かないとストレスが溜まってしまいますからね。
ストレージについて
データを記憶しておく入れ物です。
以前はHDDが主流ですが最近はSSDが主流です。
無駄なデータをSSDに入れていたらすぐに満タンになってしまいます。
ですがOSを保存しておくのはSSDの方が確実にいいのでSSDは必須だと考えていいです。
容量が欲しければ、SSDに追加で大容量のHDDをつけるか、クラウドの利用を検討しましょう!
GPU(グラフィックボード)について
モニターに映像を表示する処理をしてくれるパーツです。
以前はオンボードグラフィックスといってCPUにグラフィックスの機能は最初からついていました。
しかしどんどんPCの性能が上がっていき高度な処理が必要になって追いきれなくなったため、GPUという別で計算をしてくれるものが出てきたというわけです。
ブラウジングや書類作成をするぐらいの人はオンボードグラフィックスのものでGPUはなしで大丈夫です。
イラストやオンラインゲームをやりたい人は影響が出てきてしまう部分なのであきらめて購入を検討しましょう。
自作PC初心者のパーツ選び②:予算を決める
どの程度の性能が欲しいか分かったら次はその性能のパーツの相場を調べて予算を立てましょう。
先ほどの目的別で作ると大体予算は次のようになると思います。(安さ優先です)
目的 | 予算(おおよそ) |
---|---|
ブラウジングやメール動画を軽く楽しめるぐらいの最低限でいい | 3万 |
インターネット、Officeで書類作成、音楽やムービーの鑑賞をサクサクしたい | 5万 |
イラストソフトでお絵かきしたい、オンラインゲームをガッツリやりたい | 10万~15万 |
本格的に動画やCGの編集をしたい | 20万~ |
一般的な人なら5万~10万ほどでストレスの感じない快適な自作PCを実現できます。
性能は追い求めれば求めるほど値段も上がって際限はないので最後は自分のお財布と相談しましょう。
また別途OSでWindowsを入れると思うので1万円程度見積もっておきましょう。
自作PC初心者のパーツ選び③:性能面のパーツを決める
大体構想が決まったらまずは性能に関わる部分のパーツを確定させましょう。
順番は以下がおすすめです。
- CPUを決める
- CPUに対応しているマザーボードを決める
- CPU、マザーボードと相性がいいメモリを決める
①のCPUはおそらく事前にほぼ確定していると思うのでそれを選びましょう。
②のマザーボードはどれでもいいわけではなくチップセットが対応している必要があるので、選んだCPUが対応しているものをしっかりと選びましょう。
③のメモリはなかなかわかない部分だと思います。
ぎーすえも正直分からなかったので、ソフマップに買いに行ったときに店員さんにこの構成に合うメモリはどれか聞いて容量だけ指定しました。
メモリに関しては相性はあっても性能的に特に目立った違いはないので店員さんに聞いて決めちゃうのがおすすめです。
自作PC初心者のパーツ選び④:その他のパーツを決める
他のパーツは、サイズなどで対応しているものしていないものなどはありますが根本的に合わないということはほぼないので自分の好みで決めていきましょう。
以下にパーツごとに気を付けることを書いておきます。
パーツ | 注意点 |
---|---|
SSD/HDD | ケースによって搭載できるサイズや個数があります |
GPU | ボードのサイズがあるのでケースに入るか確認しましょう |
ケース | マザーボードの大きさでミドルサイズかスモールサイズか変わるので注意しましょう |
CPUクーラー | ケースやCPU自体についてることが多いですが、全くなかったり足りない場合は必要です |
電源 | CPUやマザーボードの電力消費量をざっくり計算して少し余裕のある容量を選びましょう |
自作PC初心者のパーツ選び⑤:実際に買いに行く
ここまで決まったらあとは買いに行きましょう。
ネットでの注文が楽ですが、おすすめは実際にお店に行って店員さんに聞きながら決めることですね。
実際に買いたいものはほぼ決まっているので、それを伝えて相性やもっといいパーツがないかを聞いてみると新たな発見や勉強になったりしますよ。
ただケースに関しては大きくて持ち運びがつらいのでネットで注文しちゃったほうがいいかなと思います。
結論:初心者でも自分に最適な自作PCを作れる
自作PC初心者のぎーすえが低予算でパーツを選んだ方法を解説しました。
自作PCを作ると決めたらいろいろな発見と面白いことが多いですよ。
もちろん手間もかかりますがその分愛着もわくので自分の大切なPCになってくれます。
もちろん追加のカスタマイズもしやすいのでトータルで見て長く使えるのもいいですね。



迷っていてPCをもっと好きになりたいという方はぜひ自作PCを作りましょう!