プログラミング初心者が勉強を始めるならどの言語にするべきなの?
プログラミング言語はたくさん種類があって最初は違いもよく分からないと思います。
ですが、選んだ言語によっては挫折しやすかったり、そもそも需要がないこともあるので適当で選ぶのは絶対避けるべきです。
プログラミングを始めようとするとまずぶつかる壁が「どの言語を最初に学ぶか」だと思います。
特に最初に学ぶということはプログラミングのイメージがその言語のものになるため、挫折しやすい難しい言語を選んでしまってはプログラミングそのものが嫌になってしまうと思います。
実際、僕の大学ではC言語から学び始めましたが、周りの同級生で脱落していく人が何人もいました。(C言語は挫折しやすい言語のひとつです)
せっかく最初に学ぶ言語なので、学んでいて楽しさを感じられる言語がいいですし、それがそのまま自分が作りたいものにつながっているとさらにいいですね。
この記事では、プログラミング初心者が最初に学ぶ言語としておすすめな言語と選ばない方がいい言語を紹介していきます。
プログラミング言語の選び方

どんなものを作りたいかをイメージする
プログラミングを始める上で、最終的にどんなものを作ってみたいというイメージはあるでしょうか。
イメージがあるのであれば簡単で、そのイメージを実現するために必要な言語を選ぶだけです。
- ウェブサイトのデザインを作ってみたい
- アプリやサービスを作ってみたい
ざっくり分けると上記の2つに分かれると思います。
ウェブデザインをやりたいというのであればフロントエンド言語を主に学んでいくことになります。
ウェブサイトの見た目を変化させる言語なので変化が分かりやすくデザインが好きな人なら楽しく学べると思います。
一方でアプリやサービスを作りたいのであればサーバーサイド言語を学んでいくことになります。
ウェブデザインとは対照的に、裏側で処理を行う部分を主に開発していくのでちょっと地味だったりはします。
しかし、自分が意図したとおりに結果が出力されたときはプログラミング本来の面白さが味わえますね。
需要で選ぶ
自分が作りたいもののイメージがない場合は、実際に需要のある言語を学んでおくといった手段がいいかもしれません。
プログラミングを趣味だけで終わらせるのであればなんでもいいのですが、仕事としていきたいなら実際に需要がある言語を学ぶことが最短ルートとなります。
働きたい会社のイメージがあるのであれば募集要項を見てどんなスキルを求めているかを逆算してみるのもおすすめです。
どの言語を選んでも大丈夫
ここまで散々言語の選び方について述べましたが、どの言語選んでもぶっちゃけ大丈夫です。
例えるなら、ポケモンの御三家のどれを選んでも結局はクリアしていけますよね。
最初のジムリーダーとの相性が悪くて挫折してしまう可能性があるよねという話で、草タイプを選んだからクリアできなくなることはありません。
必要に応じてみずやほのおタイプも足していくように、プログラミングでも他の言語も学んでいくことになります。
最初の言語を学ぶことでプログラミングに慣れること(基礎を学ぶこと)ができれば、あとは書き方をその言語に合わせて変えていってあげるだけです。
アルゴリズムとその表現方法さえ学んでしまえば言語の差はどんどん気にならなくなっていきますよ。
プログラミング初心者におすすめの言語
それでは、実際にプログラミング初心者におすすめできる言語を順番に紹介していきます。
Java Script

【フロントエンドをするなら必須のJava Script】
- Webページ作成には欠かせない言語で汎用性も高い
- 結果が視覚的に分かりやすいので挫折しにくい
- 開発環境が不要でテストもしやすく初心者にもおすすめ
Java ScriptはWebページに動きをつけたり、Webアプリケーションを作成できる言語でフロントエンジニアなら必須となる言語です。
初心者が学ぶための環境も整っていて、視覚的にも分かりやすいことから最初の言語としておすすめできます。
PHP

【WebサービスならPHP】
- Javaに次いで求人数の多い言語
- 記述が分かりやすく初心者にもおすすめ
- サーバーサイド限定となるので汎用性は低め
Webアプリケーションの開発をするならPHPは外せません。
Webサイトで使っているログインやお問い合わせの機能などはPHPで実現されています。
Ruby

【フレームワークが優秀なRuby】
- フレームワークで開発効率を高めることができる
- 分かりやすい文法で初心者も始めやすい
- 日本人によって開発された言語なので日本語の参考資料も多い
スタートアップ企業で使われることが多い言語で「Twitter」や「クックパッド」なんかもRubyで作られています。
フレームワークを使うことで高速でアプリケーションを開発することもできます。
Python

【先端技術を扱うならPython】
- AIや機械学習、IoTといった分野で使われることが多い
- 文法がやさしいスクリプト言語でありながら汎用性も高い
- ライブラリが豊富で目的のプログラムを簡単に作成できる
最先端と言われる分野ではPythonが使われることが主流です。
もともと文法が優しい言語なのですが、ライブラリを使うことでさらに簡単にプログラムを作成することができます。
ただ、日本ではまだ主流とまでは言えずこれからさらに伸びていく言語であると言えます。
Java

【大規模な業務システムにも使われるJava】
- 求人数でもトップを誇るコンパイラ言語
- 汎用性の高さや安定性から業務系システムで多く使われる
- 学習難易度は少し高い
Javaは企業で扱われることが多い言語です。
僕の会社の新入社員研修でもメインの言語はJavaでした。
コンパイラ言語のため開発環境を整えたりしないといけないので若干学習難易度は上がります。
しかし、情報もかなり充実しているのでしっかりと学べば挫折することなく学習することができます。
おすすめではない言語

C言語
C言語は歴史もありかなり基礎的な言語です。
応用できる範囲はかなり広いのですが、その分エラーが難しいこともあり、挫折もしやすくなっています。
需要としてもトップレベルにあるわけではないので、新しく始めるのであればわざわざC言語を選ばなくてもいいのではないかと思います。
HTML/CSS
Web作成には必須となる言語です。
イメージ的にはテキスト文章をプログラムで装飾するという感じです。
PHPを学ぶ場合などはHTML/CSSの基礎が必要だったりしますが、HTML/CSSを中心に学んでいくというほどではありません。
ほかの言語のついでに学んでいけばいいのでメインで学ぶ言語は他を検討してみるといいと思います。