MS-900:Microsoft 365 Fundamentalsの難易度や試験対策を解説

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ぎーすえ

ExcelとかパワポとかMicrosoftのOffice製品はよく業務で使っているけどそれだけで合格できるのかな?

会社員として働いている方の多くは、Word、Excel、PowerPointや最近ではTeamsなどMicrosoftのOfficeツールを使っている方は多いと思います。

MS-900はそのようなOffice製品をMicrosoft 365やOffice 365のようなSaasとして使用する際の基礎レベルの知識が問われる試験です。

僕自身、Office製品は業務でよく使用していますがOffice製品を導入するといったレベルでは関わっていません。

そのような状態から2週間かけて勉強をして、2021年12月に合格点が700点のところ746点となんとかギリギリのところで合格することができました!

この記事では、MS-900:Microsoft 365 Fundamentalsの難易度や合格するために必要な試験対策を解説していきます。

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目次

MS-900 試験の概要と難易度

MS-900は、Microsoft のサービスと製品 (Microsoft 365、Azure、Dynamics 365)に関する基礎知識を問われる試験です 。

日頃からOfficeなどを使っていれば理解がしやすいのは間違いありませんが、範囲としては一部分にすぎません。

どちらかといえば、Microsoft 365を導入や展開、運用・保守といった管理側に必要とされる知識が中心となってきます。

Office製品を使っているだけでは知識は足りませんが、問われる知識自体は基本的なレベルなのでしっかりと学習をすれば合格可能な難易度です。

MS-900の試験情報

試験名試験 MS-900: Microsoft 365 Fundamentals(公式ページ)
試験時間45分(ガイダンスも含めて65分)
問題数40問程度
合格点700点以上
試験範囲・クラウドの概念について説明する(10~15%)
・Microsoft 365のコアサービスおよび概念について説明する(30~35%)
・Microsoft 365のセキュリティ、コンプライアンス、プライバシー、信頼性について説明する(30~35%)
・Microsoft 365の価格とサポートについて説明する(20~25%)

MS-900の試験対策

MS-900のラーニングパスで勉強する

Microsoftの資格の勉強をするならまず取り組みたいのが、Microsoftが提供するラーニングパスです。試験に必要な範囲の知識がすべて無料で手に入ります。

ラーニングパスは試験範囲を網羅しているだけあってかなりのボリュームがあり、全てを理解しようとしていたらかなりの時間がかかってしまうのでサラッと全体感を掴むために1〜2周する程度の使い方がいいと思います。

ただ、MS-900には現状で日本語の参考書がありませんので(2021年12月現在)体系的に学習するにはラーニングパスを学ぶのがやはり一番かと思います。

MS-900の日本語の参考書や問題集がない

AZ-900のAzure Fundamentalsなどでは日本語の参考書や問題集など試験対策が充実してきているのでMS-900も何かあるだろうと思っていたら想像以上に何もなかったです。

知識自体はラーニングパスの内容で十分なのですが、試験の問われ方に慣れておかないとなかなか解答と結びつかないことがあります。

僕の場合、たまたま会社での研修があったので多少問題に慣れることができましたが、それがなかったら合格は難しかったと思います。

試験問題に慣れたいならudemy

現状で試験問題になれるためにはUdemy iconの模擬試験がいいと思います。

日本語版はありませんが英語での評価はあるのでよくわからない試験問題よりかは安心できるかと思います。

僕も会社の研修がなかったらUdemy iconの試験問題を日本語に翻訳して勉強しようと思っていました。

ただし、レビューを見ているとこれだけを勉強していても受からないようなのであくまで試験問題に慣れると割り切る必要がありそうです。

udemyのMS-900模擬試験

MS-900: Microsoft 365 Fundamentals 模擬問題集 icon

ぎーすえ

Microsoft 365はアップデートも多いためか英語圏ですら精度の高い模擬試験がないようなので、日本語での試験対策は期待できないですね。

MS-900の試験を終えて感じたこと

AZ-900のAzureの知識はあった方が有利

MS-900は基本的にSaasに関してのクラウドサービスについて問われますが、AzureのようなIaas、Paasといった部分の知識も問われます。

特にAzureADに関しては切っても切れない関係なので、AZ-900のようにAzureの全体象を簡単でもいいので理解しているといいと思います。

逆に、MS-900のMicrosoft 365やDynamics 365の範囲はAZ-900ではほとんど使わないのでAZ-900と受けるのを迷っているのであれば先にAZ-900を受けておく方が個人的にはおすすめです。

Dynamics 365 が曲者だった

意外と見落としがちなのがDynamics 365の範囲だと思います。

AzureやOfficeはおそらく使ったり学んだりで知識がある程度あると思いますが、Dynamics 365やPower Platformに関しては使ったことがなく知らない方も多いと思います。

僕も製品名程度の知識はありましたが具体的な理解はあまりできておらず、実際の試験でもかなり足を引っ張った印象です。

さすがに、Microsoft 365ほど具体的な問われ方はしないので、サービスや価格、どういった製品かといった概要を抑えておくといいと思います。

MS-900 試験でMicrosoft 365などのSaasの知識をつけよう

MS-900:Microsoft 365 Fundamentalsの試験対策を解説しました。

なぜかFundamentalsの資格なのにVirtual Training Daysが提供されておらず無料バウチャーももらえないため不遇な資格のように感じます。

一方で、Office製品の普及を考えるとMicrosoft 365に関してはおそらく今後も需要が伸びていくと思うので知識として抑えておくのはメリットだと思います。

社内SEやMicrosoft製品を扱う職種の方はぜひ抑えておきたい資格ですね!

ぎーすえ

日本の企業もどんどんクラウドベースに移っていくと思うので、Saasの需要も伸びていきそうですね。セキュリティの観点でもSaasは優れているので基礎はしっかりと学んでおきたいです。

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