- AZ-104ってどんな試験?
- AZ-104の難易度は?
- AZ-104の勉強方法は?
大企業はWindowsを使っていることが多く、オンプレミスのADとの連携などからAzureを使う機会が多いようです、僕の会社もかなり力を入れ始めて部署をあげて資格取得など知識獲得をするように推し進めています。
実際に業務で触っているわけではないのですが、知識は獲得しろという無茶ぶりに応えるべく2週間ほど頑張って勉強して何とか合格することができました。


難易度としてはAzureに触れていない人でも合格はできますが、AZ-104に比べるとかなり実務的で難しかった印象です。
この記事でわかること!
- AZ-104を受験するべき人
- AZ-104の試験について
- AZ-104の勉強方法
この記事を読めばAZ-104:Microsoft Azure Administratorの試験に関するイメージがより鮮明になりますよ!
まだAZ-900を受けていなければAZ-104の前に受けるのがオススメ
AZ-104 試験の概要と難易度


AZ-104はAzureの管理者として業務を行う人に適した資格です。Azureを使ったIDの管理やストレージ、リソース、ネットワークなどの構築や管理などが試験として問われます。
AzureのIaaSやPaaSに当たる部分の構成や管理を体系的に学ぶことになるのでソリューションアーキテクトを目指している人にもおすすめですね。(Solutions Architectは上級の認定資格があります。)
AZ-104の試験難易度としては中級に位置付けられており実務経験はなかったとしても公式の資料などを読み込めば合格することは可能ですが、AZ-900に比べるとかなり実務寄りの内容で難しいです。
逆に言えば普段からAzureを業務で扱っているような方であれば、さほど苦労せずに合格することができるとも言えます。
AZ-104の試験情報
試験名 | 試験 AZ-104:Microsoft Azure Administrator(公式ページ) |
試験時間 | 150分 |
問題数 | 60問程度 |
合格点 | 700点以上 |
試験範囲 | ・Azure アイデンティティおよびガバナンスの管理 (15-20%) ・ストレージの作成と管理 (15-20%) ・Azure 計算資源の展開と管理 (20-25%) ・仮想ネットワークの構成と管理 (25-30%) ・Azure 資源の監視とバックアップ (10-15%) |
AZ-104の試験対策


AZ-104のラーニングパスで勉強する
Azureの勉強をするならまず取り組みたいのが、Microsoftが提供するラーニングパスです。試験に必要な範囲の知識がすべて無料で手に入ります。
僕は今回はラーニングパスをざっと一通り読み進めましたが、演習の部分はすべてカットしました。半分ぐらいは自分でアカウントを作らないとできないというのもありましたがすべてやるととにかく時間がかかってしまいます。
もちろん理解の定着を深めるためにも実際に操作するのが一番ですし、業務で触っていない人はやっておくべきだとは思います。とはいえ、時間も無限ではないので内容が理解出来たらスキップも検討しましょう。
一周することで試験範囲の内容がぼんやりと理解できると思います。しかし、それだけでは試験の合格は難しいので実際の試験に近い問題集などで勉強をする必要があります。



正直演習をすべて飛ばしても一周するだけでかなりの時間がかかります。なかなか理解も進まないので実務をしていない人間にはなかなか厳しかったです。
AZ-104の問題集や参考書で勉強する
僕が使った問題集
僕はコチラの問題集を使って勉強しましたが、あまり手放しでオススメはできないものでした。問題形式自体は本番に近いもので雰囲気を学ぶのには確かに役に立ちました。ただ、なんといっても答えの解説がないのがかなりの痛手。
答えを見てこういうことなのかなと想像して終わってしまうので、理解して勉強を進めるという意味ではほとんど役に立たないものでした。



後輩に自分が使っていた問題集を教えようとしたらAmazonからなくなっていました。
AZ-104の定番の参考書
こちらが現在のAZ-104の参考書としては定番だと思います。僕が受験したタイミングでは発売されていなかったのですが、AZ-900を取得したときに使っていた参考書と同じ著者の参考書です。
AZ-900のものは要点がまとまっていて試験直前まで読み込むことでかなり試験に役立ちました。
AZ-104のものも評価はまずまずですし、Microsoft Learnで学ぶよりは理解が捗るはずです。
ちなみにこちらは僕が受験した時からAZ-104の参考書としてあったもので、購入しようか迷いましたが結局購入せずでした。
スクリーンショットが多数を占めており、要点を絞っていて分量も少ないようなのでこちらに時間を使うなら演習で実際の画面を見て操作した方がいいのかなと思います。
ただ、現時点(2021年12月時点)ではKindle Unlimitedに入っていれば無料で読めるのでどんなものか掴むのに読んでみるのはいいと思います。
Udemyで模擬試験を受けるのがオススメ
参考書は内容の理解には役立ちますが、付属の演習問題だけでは量が不十分だと思います。確実に合格を目指したいならUdemy
土田さんは『速習Azure Administrator』の著者でもあり、受講生の多さからも実績があります。
一方でフライハイツアカデミーの方が、受講生こそ少ないものの問題数が多く値段も安いのがメリットですね。



一発で合格できたからよかったですが、解説が全くない問題集で乗り切るのはかなりしんどかったので、模擬受験を受けられるのであれば活用した方がいいですね。
AZ-104の実際の試験はどんな感じか


実際の試験問題がどのようになっているかに触れることはできませんが、試験形式に前もって慣れておけたのはとても大きかったです。
それぞれのリソースが略称のような名前で出題されますが、もし初見であればそれに慣れるだけでもかなり精神を使ってしまうと思います。
また、こういった外資系ベンダーの試験では日本語訳が心配でしたが、AZ-104は一問も英文を確認することなく進められましたので日本語訳の心配はあまりしなくてもいいと思います。
時間としてはそもそもの制限時間が長いので試験形式に慣れておけば時間が足りなくなるということは特にないと思います。僕は1時間ちょっとぐらいで試験時間の大体半分ぐらいで終えることができました。
あとは、最後の方に条件を満たしているか「はい/いいえ」だけを答える戻れない問題や、実際の環境を想定した問題など形式が異なる問題が出るので焦らないようにすれば大丈夫だと思います。
AZ-104 試験でAzureの管理者としての知識を獲得しよう!
AZ-104:Microsoft Azure Administratorの試験対策や勉強方法を解説しました。
大企業相手のSIerや大企業の情シスの方ならAzureの管理については学んでおいて損のない分野だと思います。
日本企業は今後もWindwsを使っていく可能性の方がかなり高いので資格で学んだ知識を発揮できる機会もきっと多いと思います。
僕自身まだ実務では使っていませんが、常駐先ではAzureが使われていて知識があることで理解が進んだ部分もあるので今後もAzureの知識は獲得していきたいと思いました。



より実務に近いAzureの構築や管理を学べるAZ-104を学んでおいて、いざ実践という時に焦らないようにしておくといいですね!