転職エージェントは万能ではありませんが、うまく活用すれば転職活動に間違いなく役立ちます!
転職エージェントを使ったことはありますか?
転職エージェントの情報を見ていると、まるで転職エージェントを使えば転職が万事うまくいくみたいな感じ方をしますが、実際はそんなことはありません。
転職エージェントを使っても転職の難易度が劇的に変わるわけではなく、あくまで自分の行動が大事になってきます。
しかし、転職エージェントを上手く使うと転職活動がやりやすくなるのは間違いないのでWin-Winな関係を築けるように上手に活用することが大事です。
この記事では実際に僕が役に立ったと感じた転職エージェントの使い方を実際のやり取りを例に解説していきます!
転職エージェントの面談後の上手な使い方

まずは、転職エージェントとの初回面談~企業応募までの時点での上手な使い方です。
この段階では、転職エージェントに自分を客観的に見てもらって自身の現状の整理をするための手助けを受けるのがいいです。
転職エージェントにキャリアの相談をする
自社開発のエンジニアかITコンサルを考えているんですけどどうですかね?
自社開発だと一度年収が下がるのを覚悟で数年はSESで経験を積む必要があると思います。
ITコンサルであれば経験をそのまま活かして年収も上げられる可能性があります。
このように転職エージェントに自分の考えているキャリアに対する意見を聞くことができます。
キャリアの希望に対して希望条件や経験に照らし合わせていろいろアドバイスをしてくれます。
自分の考えだけでは偏ってしまったり、間違ったりしていることもあるのでキャリアを相談できるのは転職エージェントの大きなメリットの一つですね。
履歴書・職務経歴書を添削してもらう
転職エージェントに履歴書・職務経歴書を提出すると思いますが、希望すれば添削もしてくれます。
どういったことをアピールするといいか、面談の内容も考慮して添削してくれるのでより効果的な履歴書・職務経歴書にできます。
転職はまず書類選考を通ることが重要なので添削してもらえるのはすごくありがたいですね。
転職市場の状況を教えてもらう
今コロナで大変ですけど転職市場はどうなっていきますか?(2020年9月時点)
今はまだ求人数がそこまで減っていませんが今後どんどん求人数は減っていくでしょう。
できるだけ早めに転職を目指した方がいいですね。
転職者にとって転職市場の状況は重要で転職市場が好調な時ほど転職は成功しやすくなります。
転職せざるを得ない場合は仕方ありませんが、タイミングを見計らっているのであれば転職市場の状況には敏感になっておくべきですね。
転職エージェントの選考時の上手な使い方

続いて、選考開始~内定までの転職エージェントの上手な使い方です。
転職での面接は避けて通れないものなので、少しでも面接が有利になるように転職エージェントの手を借りましょう。
面接のフィードバックを企業担当者に聞いてもらう
1次面接が終わりましたが企業担当者からのFB(フィードバック)を教えてもらえますか。
”疑問や課題を感じたものに対して、自ら動いて解決をされようとしたエピソードがあれば伺いたかった。”
”過去業務において目の前のミッションを着実にこなされている印象は前回面接で確認ができた。”
このようなFBをもらいました。
面接後に企業の担当者からのFBをもらうことはかなり重要なので必ず聞いておきましょう。
良かった点はそのままに、懸念点や課題点を指摘された場合は次回面接時にフォローできれば合格率はぐっと高まります。
自分だけでの応募ではFBはなかなか聞けないので、転職エージェントを使う大きなメリットですね。
転職エージェントに面接練習をしてもらう
転職エージェントに希望すれば面接の練習をしてくれます。
特に転職活動中で初めての面接を受けるときには、あまり受け答えが仕上がっていないと思うので活用するメリットは大きいです。
僕は前回の転職活動時はサボってしまいましたが、次回は活用しようと思っています。
転職エージェントに面接で話す内容を相談する
希望年収を○○○万円って言おうと思っているんですけど妥当な範囲でしょうか?
ご質問にございました希望年収であれば特に違和感はございません。
このように実際に面接で話す必要があることで「話しても大丈夫かな?」と思う内容などを事前に転職エージェントに相談することができます。
一つでも不安を無くして面接に臨む方がいいのは間違いないので気になることはどんどん質問しちゃいましょう。
転職エージェント停止時の上手な使い方

最後に、転職エージェントを停止してからの上手な使い方です。
転職活動を休止するときも次回の転職に向けて転職エージェントを活用できるのでしっかりとお世話になっておきましょう。
自分の目指すキャリアに必要なスキルを聞く
今後○○社を目指そうと考えているんですけど必要なスキルなどありますか?
すべての企業に共通して言える事ですが、やはりその企業の主力商材やソリューションの経験があるかどうかは、一つポイントとなります。
外資系ベンダーの場合は、英語力は必要とされることが多いです。
抜粋しているのでふわっとした内容になってしまいましたが、希望する会社に詳しい担当であればどこがポイントかを教えてくれます。
特に社風なんかは客観的な視点からの評価を教えてもらえてなるほどと思いました。
今後に向けての準備ができるので、具体的にキャリアを考えている人は必ず聞いておきましょう。
定期的に面談をして経歴を見てもらう
本格的に転職活動はしないとしても定期的に面談をしてキャリアの棚卸をすることが重要です。
キャリアを振り返るいい機会ですし、希望する条件や職種に近づいているかなどを確認することができます。
また求人は水物なのでタイミングによって出ている、出ていないが変わることもあるのでアンテナを張っておくことが大事です。
転職エージェントのダメな使い方

転職エージェントで僕が失敗したと感じた使い方も紹介しておきます。
同じタイミングで何社も転職エージェントに登録する
転職エージェントに複数登録して比較しながら進めることは大事ですが、一度に何社も登録するのはやめた方がいいです。
僕は同時に5社登録して進めましたが、面談で時間を取られ求人も基本的にかぶっておりメリットを感じませんでした。
2~3社程度に抑える、もしくは転職エージェントを変えたいと思ってから次のエージェントに登録するのがおすすめです。
転職エージェントに本音を話さない
面談であまり本音を話さなかった転職エージェントがあるのですが、向こうの理解もいまいちで紹介される求人もずれていました。
転職エージェントは本音でどんどん情報をぶつけていった方が希望通りの求人にたどり着きやすいです。(高望みだと難しいですが)
そのため、転職エージェントには嘘をついたり隠しごとをせず信頼関係を築いていくことが大事ですね。
転職エージェントに対して受け身で行動しない
転職エージェントは基本的には求職者の行動に対してアクションを取ってきます。応募もせずに放置しておいた転職エージェントは特に連絡もなくそのまま使わずじまいでした。
あくまで自分が行動の主体なので転職エージェントにまかせっきりにせず、自分から行動していきましょう。
中にはやたらと連絡してくる転職エージェントがいますが、ノルマのために行動している可能性があり一概に良いとは言えないので気をつけましょう。
まとめ
以上、転職エージェントの上手な使い方を僕の実際のやりとりを例に解説しました。
転職エージェントは上手く使えば転職前から転職後、そして転職活動を本格的にしていない時でもサポートしてもらうことができます。
一方で、よくない使い方をすると効果を感じられなかったり、望まない転職になる可能性もあるので自分から積極的に行動していくようにしましょう!
僕は、これからも定期的に転職エージェントのサポートを受けてキャリアを積み上げていきます!