本の紹介

【新しい文章力の教室】紹介と感想を述べてみる

文章を書くことは苦ではないけど自分の書いた文章は気に入らないぎーすえです。
文章力を鍛えるために「新しい文章力の教室」を読んでみました。

はじめに

一言感想

話の骨子作りから、細かいテクニックの部分まで文章を書くための技術を余すことなく学べる本です。

どのような人におすすめか

著者がニュースサイトの編集長ということもありWebメディアからの発信についての考察が深くされています。そのため、ブログやSNSで情報を発信したいと思っていてうまく伝わる文章が書けない、書きにくいと思っている方に特におすすめです。

本について

著者について

唐木 元(からき げん)

株式会社ナターシャの取締役。2004年より編集者として、ライブドア・パブリッシング、幻冬舎、KI&Companyと3つの出版社に勤務。2008年、株式会社ナターシャに参加し、編集長として「コミックナタリー」「おやつナタリー」「ナタリーストア」を立ち上げた。

本のあらすじ

本書では、唐木氏が「コミックナタリー」で培ってきたことや、社内で「唐木ゼミ」と呼ばれている新入社員向けのトレーニングの経験をもとに、書ける人にとっては当たり前すぎて誰も説明してくれないようなプロセスを言語化。ナタリー式トレーニングとして誰でも順を追って身に着けられるようにした。

内容について

いい文章とは完読される文章である

特に近年のネットユーザーは私も含め、長文への耐性が低下しています。かったるさを感じたら、すぐ離脱したくなってしまう。そうすると情報も断片でしか渡せなくなってしまいます。
そういったこらえ性のない読み手に情報を不足なく手渡し、メッセージを伝えるために、私たちは文章力を磨かなければならないのです。

これは、最も共感できる部分ですね。読者側の立場から言えば、ネットで記事を探していると日本語の使い方が変だったり、ロジックがおかしくなっていたり、誤字が多かったりと違和感を感じた時点でかなり読む気がなくなります。よっぽど重要内容でない限り適当に読み進めるか、読むのをやめてしまいます。

一方で、すらすらと読める文章であったらたとえ中身が薄い文章だとしてもついつい最後まで読み進めてしまうものです。(そう考えると本というもののすごさを改めて感じます)

ブログもせっかく見てもらえても最後まで読まれなければ価値は激減してしまいます。この考え方は常に意識し続けたいですね。

主眼と骨子

主眼とは、要はテーマのことです。
その文章で何を言うのか、何を言うための文章なのかという目的のことだと思ってください。

主眼を達成するための骨組みのことを、骨子と呼んでいます。文章における骨子は、「要素」「順番」「軽重」の3つから構成されます。

改めて言葉にすると簡単なような気がしますが、実際にはこれがぐちゃぐちゃになってしまっている文章も多いのが現実ですね。

事前に用意せずに見切り発車をしてしまうと言いたかったテーマからどんどんずれていってしまうということはよくあるわけです。

このことを意識するだけで、中身がおかしくなるということはほぼなくなるはずです。

プラモデルのように作文する

具体的には書き始める前に、「どんなことを伝える文章なのか」を定めておく(箱絵)、「何を言うか」をトピック化して並べて置く(パーツ)、「どれから」「どこを重点的に」組み立てるかを決めておく(取説)。

つまり「箱絵=主眼」「パーツ=要素」「取説=順番・軽重」という具合です。

「書き始める前に主眼と骨子を決めておく」とは、言い換えれば「作文をプラモ化しておく」ということなのでした。

作文とプラモデルの構造が一緒だというのは斬新な発想ですよね。

この例えのほうが、何か一つでも抜けていた場合に完成しないということがよくわかると思います。箱絵がなければロボットを作っているか船を作っているのかわからないかもしれないし、パーツがなければそもそも完成しません。取説がないと、かなり苦労をすることは間違いないでしょう。

事前にプラモ化するだけでなく、書きながらもどこか抜けていないかと常に意識していきたいですね。

文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す

「完読」を目指すためには、意味は脳、字面は目、語呂は耳、と複数の感覚器を使って、立体的にブラッシュアップする必要があります。

これは普段意識していないけど必ず感じているものだと思います。

意味に関しては、上記で述べた主眼と骨子ができていれば概ねクリアできるものでしょう。字面と語呂に関しては書いた後に何度か見直しをして調整していくしかありません。

字面では特に漢字とかなのバランスを気を付けたいと思いました。私はほかっておくと漢字ばかりになっていしまいます。漢字ばかりの文章は読みにくいということは論文であったり難しい本で経験済みなので、わざとかなを入れるなど工夫したいところです。

語呂では、人間は脳で音読していると書かれていましたが、まさにその通りだと思いました。脳の音読でつっかえてしまうような文章では完読されるのは難しいでしょう。

文末のバリエーションに気を配る

文末表現のカードをいかに多く持っているかが、文章力の秘訣と言っても過言ではないでしょう。

これはぐさっとささりましたね。「~です。~です。~です。」たしかにこれでは小学生の文章と言われても文句は言えないですよね。

文末が違うだけでメリハリができてテンポ感が上がるのは間違いないので、ほかの文章などを見るときも意識していいものがあれば積極的に盗んで使っていきたいですね。

まとめ

唐木元さんの「新しい文章力の教室」をご紹介しました。

主眼と骨子についてはなるほどなと思ったものの今のブログを書くスタイルはなかなか変えれないので意識する程度にとどまりそうです。一方で、テクニックの部分では、ハッとさせられるものも多くすぐに使えるものばかりでしたのでとてもためになりました。

文章を書くことが苦手だと感じている方にぜひ読んでいただきたいと思いました。もちろん、文章はある程度書けるけどさらに磨きをかけたいという方も満足できる内容だと思います。

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