本の紹介

【FACTFULNESS】紹介と感想を述べてみる

恐怖本能が強いぎーすえです。
今回は、「FACTFULNESS」を読んだ感想を述べたいと思います。

本の概要


著者ハンス・ロスリングが自身の経験も踏まえFACTFULNESSな正しい世界の見方について述べている。

人はドラマチックな見方をしすぎている。例えば、特別難しいわけではない世界の問題(女子の教育、貧困の割合、世界の人口、予防接種など)をハンスは用意しているが、チンパンジーが答える割合(3択をランダムで選ぶので33%)よりも正答率が少ない問題がほぼすべてであった。(実際の問題は、共訳者の上杉さんが公開しているこちらのクイズからどうぞ)

このように、人間が進化の過程で必要であるから手に入れたはずの本能が邪魔をして現在の世界を正しく見れていないという。たしかに、この見方が悪く働く状況は多く、正しく行動できない可能性も大いにある。10の本能について理解し、正しい世界の見方を身に着け行動していくことは重要である。

FACTFULNESSを読んで感じたこと

世界は前に進んでいる

本書で何度も述べられているが世界はよくなっているのである。極度の貧困は減り、女子は教育が受けられるようになり、子供は予防接種を受けれる。世界の寿命は延びており、健康な人が増えた。

このようなことも、日本という国の中だけでは気づけないことばかりである。日本は世界的に見れば高所得層であり、大体のものは十分すぎるほど手に入るのである。そのような環境下でも身近なところに不満があり、日本の先行きも不安になる。それが、世界もそのように停滞していて進んでないとネガティブにとらえてしまう。

世界全体でみれば、着実に前に進んでいる。それは、大いに喜ぶべきことだししっかりと認識しておかなければならない。

本当に危険なことは何か

危険だと思っていることは本当に危険なのか。私は、気を付けていても飛行機はやはり危ないと思ってしまう。普通に生活していれば交通事故に巻き込まれる方が確率的にはかなり高いのにめったに事故もなく乗ることもない飛行機を危険だと感じてしまう。外国は、ひとくくりに恐ろしいと感じてしまう。というのも、連日のようにテロなどの事件の情報が流れてくるからである。しかし、その一部分だけを切り取って一概に危ないと考えるのは間違っている。外国でも、日本と同じように人々が生活をしているのだ。

やはり、人間は恐ろしいと思うことに目が行ってしまうものらしい。野生の動物であればそれで十分であるが人間社会はそんなに単純ではない。しっかりと現実を見て考える必要がある。

リスク=危険度×頻度

特に、頻度を忘れがちのように思う。どのような頻度化も加味したうえでリスクをしっかりと考えていきたい。

一つ当てはまるのものがすべて当てはまるとは限らない

私は、外国人をみるとひとくくりにマナーが悪いと思ってしまう。これは、以前見たマナーの悪い外国人のせいだと思うが悪い癖である。実際、場合によっては日本人のほうがマナーが悪いことも大いにある。では、マナーが悪い人に共通することは何だろうか。そう考える方が建設的である。

集団の中の特定のものが同じ集団すべてで共通していると考えるのはやめなければならない。同じ集団でもより詳細に分類できることもあるし、異なる集団でも共通項が見つかることもある。一つの集団で適用できたものを他の集団でも適用できると思い込んではならない。

今すぐやらないと本当に大変なことになるのか

私は、よく今やらないと損するのではないかと思いがちである。その程度であればかわいいものだが、今やらなくては大変なことになるとなるような場面に出くわしたらどうだろうか。焦っているときは大抵いい結果になることはない。だいたいのことは、本当に今すぐやらなければ危ないという状況にはならないものである。そういう時こそデータを見て判断できるようにしたい。また、ドラマチックな対策というものはどんな副作用が待っているかわからない。着実に1歩ずつ対策していく方が大抵は効果がある。

著者について

著者のハンスは、医師であり、公衆衛生の専門家であり、TEDでも人気のスピーカーであった。ハンスは、世界をよくしようと最初は医師として人々を助けることから、のちには人々に正しい世界の見方を教えることなどひた向きに行動した。本気で世界をいい方向に進ませたいという気持ちが伝わってくるようである。そんな彼の姿勢にはとても感銘を受けた。世の中にはこんな人もいるのかと。

そんなハンス自身も過去には本能のせいで誤った行動をしてしまったことを述べている。著者自身の経験をもとにした説明は説得力がある。ハンスは惜しくもこのFACTFULNESSが完成する前にこの世を去ってしまった。本当に残念である。

まとめ

本能で動くのではなく、データを正しく見ることで動く。ただし、データだけを見るのではなく、実際に現場の声や状況も見て行動する。簡単なようで、難しいことである。

数字を見なければ世界を知ることはできないが、数字だけでは世界を理解できない

深い言葉である。

少しでもFACTFULNESSの考え方を意識して正しい方向へ舵をとれるよう行動したいと思う。

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